「滅多に見られない」 神戸イニエスタが“激怒”した瞬間にスペイン注目「同僚に主張」
ホームで横浜FMに0-2敗戦、ミスから生まれた1失点目にイニエスタが感情露わ
J1ヴィッセル神戸は20日のJ1第20節横浜F・マリノス戦で0-2と敗れ、今季11敗目を喫した。前半38分に先制点を献上した際、神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが感情を露わにし、怒りの仕草をチームメートに対して見せた一幕が母国スペインでも話題となっている。
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神戸は4-2-3-1システムを採用し、2ボランチの一角に入ったイニエスタはMF山口蛍と2ボランチを形成。左サイドハーフに元スペイン代表FWダビド・ビジャ、トップ下にMF安井拓也、右サイドハーフにMF古橋亨梧、1トップにFWウェリントンが起用された。
前半38分にスコアが動く。神戸のGK前川黛也がボールを自陣エリア内で受け、前方にパスを出そうとするも足を滑らせ、転がったボールを相手FWエジガル・ジュニオが奪取。その流れから右サイドへ展開されると、FW仲川輝人のラストパスから最後はE・ジュニオにゴールを奪われた。
この場面でイニエスタも自陣エリア内まで懸命に戻ったが、守備陣が踏ん張り切れずに被弾。失点した直後、イニエスタは憤懣やるかたないといった様子で両手を大きく広げると、味方に対して「なぜ?」と言わんばかりのジェスチャーで不満を露わにしている。
このシーンに注目したのが、母国スペイン紙「AS」だ。映像付きでイニエスタの様子を紹介し、「滅多に見られない:敗戦につながるミスの後にイニエスタが激怒」と言及。さらに「神戸はホームで0-2と敗れた。1点目は、イニエスタが同僚に主張した脆弱な守備から生まれた」と指摘している。
後半33分にも相手FWマルコス・ジュニオールにPKでゴールを奪われて0-2と敗れた神戸。6月12日にドイツ人のトルステン・フィンク監督が就任し、一時は立て直したかに思われたが、直近のリーグ戦で3連敗を喫しており、苦難の時期が続いている。