日本代表FW前田大然、マリティモに期限付き移籍 「自分自身もっと成長しなくては…」
東京五輪出場を見据えて海外挑戦を決断 移籍期間は20年6月30日まで
J1の松本山雅FCは21日、日本代表FW前田大然のマリティモ(ポルトガル)への期限付き移籍を発表した。期限付き移籍期間は、2020年6月30日までとなっている。
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21歳の前田は2016年に松本に加入。17年に期限付き移籍したJ2水戸ホーリーホックで、圧倒的なスピードを武器に36試合13得点をマークして台頭を現わすと、松本に復帰した昨季は29試合7得点でチームのJ1昇格に貢献した。今季はJ1で16位と苦戦を強いられるチームのなか、初のJ1挑戦となるリーグ戦で18試合2得点。20日にホームで行われた第20節サンフレッチェ広島戦(2-2)では、1ゴールを決めていた。
また東京五輪世代の一員として、年代別代表でも活躍。6月にはコパ・アメリカ(南米選手権)に臨むA代表に初招集されデビューを果たし、今後のさらなる飛躍が期待されるなかでの欧州移籍決断となった。
前田はクラブ公式サイトを通じて、「2020年の東京オリンピックで日の丸をつけて活躍するには、自分自身もっと成長しなくてはならないと思い海外にチャレンジする決断をしました」とオファーを受けた理由を明らかにすると、「J1でのチャレンジの途中でチームを離れるにあたり、チームメイト、監督、コーチ、スタッフをはじめクラブの皆さんに理解していただき、今回の移籍をサポートしてくれたことには感謝しかありません。またサポーターの皆さんには昨日の試合のときに直接ご挨拶ができずに旅立つことになり申し訳ありません。松本山雅はファン・サポーターあってのクラブで、その一員として戦えたこと誇りに思います」と感謝の思いを綴った。
そして「次に日本に来るときは日の丸を着けて、ピッチで躍動してる姿を見せられるよう、しっかりポルトガルで結果を出してきます」と決意の言葉を続け、新天地での活躍を誓っている。
マリティモはポルトガル1部所属で、マデイラ諸島にあるクラブ。2009-2010シーズンには、かつて浦和レッズやヴィッセル神戸に所属したDF相馬崇人がプレーした。