久保建英がレアルデビュー! ICCバイエルン戦の後半から出場、好機演出も1-3で敗戦
0-1で迎えた後半開始からピッチに投入 新加入のヨビッチ、ロドリゴらとプレー
レアル・マドリードは現地時間20日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)初戦、バイエルン戦に臨んだ。今夏移籍した日本代表MF久保建英は後半からの出場で実戦デビューを飾った。試合はバイエルンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキにスーパーゴールを決められるなどして、レアルが1-3で敗れた。
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2018-19シーズンを無冠で終えたレアルは、ジネディーヌ・ジダン監督の下で巻き返しを期す新シーズンとなるなか、プレシーズン初戦となる一戦のスタメンに新加入のベルギー代表MFエデン・アザールを起用。その一方でベルギー代表GKティボー・クルトワ、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、元フランス代表FWカリム・ベンゼマらこれまでの主力を並べ、久保はベンチスタートとなった。
試合は前半15分、バイエルンのMFキングスレイ・コマンが左サイドを崩し、ゴール中央へパス。フリーになったMFコランタン・トリッソのシュートは一度クルトワがストップしたものの、こぼれ球を再びトリッソが押し込み、バイエルンが1-0と先制に成功した。
その後レアルはブラジル代表DFマルセロの果敢なオーバーラップなどで攻勢をかけるものの、バイエルンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの存在感もあってゴールを破れずハーフタイムを迎えた。この状況でジダン監督は久保の投入を決断。「背番号26」の久保がピッチに送り出され、“白い巨人”でのデビューを飾った。
左インサイドハーフに入った久保はキックオフ直後、鋭いドリブルで相手陣内深くに入りクロスを上げるなど、いきなりチャンスを作った。日本サッカーの未来を担うであろう逸材が、“白い巨人”での第一歩を記した。後半17分には前方へのスルーパスでFWヴィニシウスの決定機を創出。それをヴィニシウスが決めきれなかった際には、悔しそうな素振りも見せた。
しかしスコアを動かしたのはバイエルンの絶対的エース、レバンドフスキだった。同22分、後方からのロングボールを冷静に収めて、一度はゴールを背にしてマーカーを背負ったものの、軽やかにターンしつつシュートを放つ。これがコスタリカ代表GKケイラー・ナバスの手をすり抜けてゴールネットを揺らし、バイエルンが2-0とリードを広げた。
バイエルンはレアルの気落ちを見逃さない。追加点から2分後にレアルのビルドアップミスを奪い、MFセルジュ・ニャブリがフリーとなって3点目をゲット。試合を決定づける得点となった。
試合はその後、後半36分に途中出場のバイエルンGKスベン・ウルライヒが一発退場。そこで得たFKを新加入MFロドリゴが叩き込み、レアルが1点を返した。数的優位に立ったレアルは、試合終了までゴールを狙ったものの、新加入の久保やセルビア代表FWルカ・ヨビッチの連係が発展途上であることをうかがわせる展開となった。1-3で敗れたとはいえ、久保がレアルの中で大きな第一歩を刻んだことは確かだ。