レアル久保、4-2-3-1システムで“二つの起用法”考察 FWベンゼマらを操るトップ下も
サブ主体では右サイドハーフ起用か FC東京時代の積み上げを出しやすい可能性も
一方で、シーズン開幕後はレアルBが主戦場とされている久保にとって、トップチームで公式戦の出番を得るならカップ戦からというのが妥当だろう。そこでの出場が予想されるサブメンバー主体で11人を構成した場合、スペイン代表MFイスコがトップ下に入り、久保は右サイドハーフとしてのプレーになるのではないか。
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FC東京では右サイドハーフを主戦場としていた久保だけに、ほぼ戸惑いなくフィットできることは想像に難くない。FC東京時代は2トップやボランチ、さらに右サイドバックと効果的に絡みながら中央にも進出していただけに、Jリーグの舞台で得たものを最も発揮しやすい形と言えるのかもしれない。守備面でも長谷川健太監督の下で磨いてきたものを出せば、順応は早いはずだ。
個々の特徴に目を移せば、左サイドハーフに入ると目されるブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールは破壊力抜群のドリブル突破を持つ選手であり、深い位置まで突破してからのクロスに、逆サイドから飛び込むプレーも効果的だろう。レギュラー組のトップ下とは違った意味で、得点への意欲と嗅覚が試される起用法になると予想される。
カナダでのトレーニングを経て注目も高まり、久保のトップチームデビューを期待する声は日に日に高まっている。ICCではバイエルン(現地時間20日/ヒューストン)、アーセナル(23日/ワシントンDC)、アトレチコ・マドリード(26日/イースト・ラザフォード)と対戦するなか、ジダン監督に起用を決断させることはできるだろうか。