ネイマールがバルサに復帰したら? 「MSNトリオ」とグリーズマンの“共存策”を英予想
教訓は“銀河系”時代のレアル スター軍団で成功の道を辿るためには…
もちろん、これだけの攻撃力があればリーガ・エスパニョーラのライバルを相手に、より多くのゴールを奪うことも可能だろうが、懸念すべきリスクもある。かつて“銀河系軍団”と呼ばれた頃のレアル・マドリードが良い教訓であり、現在レアルを率いるジネディーヌ・ジダンや、日本代表MF久保建英が所属するカスティージャ(レアルB)を率いるラウール・ゴンザレスらが所属した時代に、レアルはこのアプローチで2000-01シーズンから02-03シーズンの間にUEFAチャンピオンズリーグ優勝1回とリーグ制覇2回を飾った。だが、その後は歯車が噛み合わず、ロッカールームでの選手らの自尊心が問題となり、チームとしてよりも個人が目立つチームとなってしまった。
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レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は後に、「このクラブに世界最高の選手たちを集めたことに後悔はない。しかし彼らの責任というものを、きちんと理解させることができなかったのかもしれない。彼らを上手く教育できていなかったかもしれない」と振り返っている。
もしバルセロナがネイマールを再獲得した場合、最大のテーマは“銀河系軍団”当時のレアルと同じような落とし穴にはまらないことだろう。メッシ、スアレス、グリーズマン、ネイマールの4トップは、間違いなく魅惑のカルテットになる。だがピッチ上でのエキサイティングなプレーが保証されても、それがチームとしての成功の保証になるとは限らないのだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)