ネイマールがバルサに復帰したら? 「MSNトリオ」とグリーズマンの“共存策”を英予想
4人を“共存”させるための新システムは4-2-3-1?
その解決策の一つに挙げられるのが、近年主流となっていた4-3-3ではなく、4-2-3-1を採用する案だ。2ボランチはブスケッツと、新加入のオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングが候補となる。するとグリーズマン、メッシ、ネイマール、スアレスの4人を前線で起用することが可能になる。
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グリーズマンはアトレチコでは中央でプレーしてきたが、右ウイングでも十分にプレー可能だ。メッシはすでにキャリア序盤よりもポジションを下げてプレーすることに熟達しているので、トップ下でアシスト役としても貢献できるし、ネイマールは以前と同じ左サイドなので、このシステムで問題が起きることはないだろう。
ただ、これが本当に機能するのか、実戦で上手くいくのかには疑問符が付く。なぜなら、メッシ、スアレス、ネイマール、グリーズマンの4人は、合計するとキャリアで1400ゴールを記録してきたスター選手たち。全員がそれぞれのやり方でプレーしても、相手DFにとっては悪夢のような存在だが、残念ながら誰も守備に優れている選手とは言えない。
たとえバルベルデ監督が、4人に守備面でのハードワークを求めても、この布陣ならボランチのブスケッツとデ・ヨングには、攻守において膨大な量の仕事をさせることになる。サイドバックには守備に専念してもらい、攻撃を抑制させることになるになるだろう。スペイン代表DFジョルディ・アルバは、オーバーラップからの攻撃参加を得意としているが、前線には完全なストライカーが4人もいるため、攻撃参加する必要性がなくなってくる。つまり、このシステムだと前線の4人と、ボランチ以降の6人との間にギャップを作るリスクを負うことになる。