イブラ、圧巻ハットトリック! 超絶ボレーに強烈ミドル…「見事なまでに完璧」と英称賛
首位独走中のロサンゼルスFCとのダービーマッチで3-2の勝利を演出
米メジャーリーグサッカー(MLS)ロサンゼルス・ギャラクシーの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、37歳となった今もアメリカの地で抜群の得点力を見せ続けている。現地時間19日に行われたロサンゼルスFCとのダービーマッチでは、リーグ首位を独走するチーム相手にハットトリックを達成。3-2の勝利に貢献し、「見事なまでに完璧なハットトリック」と称賛を集めている。
LAギャラクシーは試合前の段階で勝ち点34の3位。一方のロサンゼルスFCは勝ち点46を積み上げて首位を独走していた。ロサンゼルスにホームを置く両チームの対戦は“エル・トラフィコ”と呼ばれる白熱のダービーマッチ。ロサンゼルスFCのメキシコ代表FWカルロス・ベラとイブラヒモビッチの“対決”にも注目が集まったなか、激戦の主役となったのはLAギャラクシーのエースだった。
試合はロサンゼルスFCのエースであるベラが前半4分にPKを決めて先制したが、LAギャラクシーもすぐに反撃。同8分、浮き玉のパスを受けたイブラヒモビッチは胸トラップと右足の繊細なタッチでDFを翻弄すると、難易度の高い超絶ボレーシュートを叩き込んで同点とした。
さらに後半11分、左サイドからのクロスをヘディングで押し込んで逆転に成功すると、その14分後にも再びイブラヒモビッチが魅せる。ロングボールをヘディングで味方につなぎ、テンポの良いパスワークから最後はペナルティーエリア手前でボールを受けて左足を一閃。弾丸のようなミドルシュートがゴールネットを揺らし、勝利を決定づけた。その後にベラが2点目を決めてLAギャラクシーは1点差に詰め寄られたが、3-2の勝利を手にしている。
右足、頭、左足とバリエーション豊かなハットトリックを達成したイブラヒモビッチの活躍に、ロサンゼルスの地元紙「ロサンゼルス・デイリー」は「ズラタン・イブラヒモビッチのための舞台だった」とシンプルに形容し、圧巻のプレーを称賛。また、英メディア「GIVE ME SPORT」は「見事なまでに完璧なハットトリック」も賛辞を送り、その健在ぶりを報じている。
歯に衣着せぬ物言いで物議を醸すことも多いイブラヒモビッチだが、ピッチ上でも確かな存在感を見せ続けている。