「全員を感動させたい」 アザール、レアルデビュー戦を心待ち「勝つために来た」
20日のICCバイエルン戦を前に抱負 「左サイドよりも右サイドでのプレーが好き」
2018-19シーズンを屈辱の無冠で終えたレアル・マドリードは今夏、大型補強に乗り出している。そのなかで最も大きな注目を集めているのが、チェルシーから加入したベルギー代表MFエデン・アザールだ。現地時間20日のバイエルンとのインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でレアルの一員としてデビューする予定の新エースが、意気込みを語っている。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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1億ユーロ(約121億円)とも報じられる移籍金で、レアルに加入したアザールは、自身のクオリティーを新天地で示したくて、うずうずしているようだ。バイエルンとのICC初戦を控え、アザールは「単なる親善試合だけど、僕にとってはレアル・マドリードでの最初の試合だ。チームメート、監督、ファン、全員を感動させたい。そのために全力を尽くすよ」と、意気込みを語った。
ボールを持って違いを示すことができるアザールは、自身がどういう状況下で活躍しやすいかを言葉にしている。「僕はできるだけフリーでプレーしたい。時にサッカーでは難しいけれどね。でも、僕はフリーでプレーできなければ、良くないタイプの選手なんだ。左サイドよりも、右サイドでプレーすることが好きだ。時々、本能に従って真ん中でもプレーする。本能――これが僕にとってのサッカーなんだ。一つひとつのプレーについて、深く考えるわけではない。瞬間的に判断をしているんだ」と、説明した。
これまでチェルシーでプレーしてきたアザールだが、レアルでプレーすることで、より勝利が求められると感じているようだ。
「レアルでは、毎年勝たなければいけない。UEFAチャンピオンズリーグを制することができなければ、ファンは怒るんだ。でも、それがこのクラブでは当たり前。常に勝たなければいけないし、そのために僕は来たんだ。どう貢献できるか? 僕はチェルシーに加入した7年前、まだ赤ちゃんのようだった。でも、500試合以上プレーして成長した。一方で28歳になったけど、まだ若いと感じているよ」
経験値があれば、スペインのサッカーにも適応できると自信を見せたアザールは、過去のゴールを振り返りつつ「でも、キャリアのベストゴールはこれから生まれるはず」と宣言した。逆襲を期す“白い巨人”で、アザールはどんなプレーを見せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)