中村憲剛が体感、新生チェルシーの特徴は? 「保持するために攻めるのではなく…」
中村が感じた新生チェルシーの特徴 「守備の視線をずらすサッカーをしてくる」
「前からもしっかり来るし、切り替えも早い。保持するために攻めるのではなくて、点は取りに来るんだけど、無理はしないんだなと、それは非常に感じた。試合をコントロールしながら無理はせず、空いているところを突き、時折ロングボールを放り込んで、守備の視線をずらすサッカーをしてくるなと」
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
チェルシーは昨季、マウリツィオ・サッリ監督(現ユベントス監督)の下、卓越したパスセンスを誇るイタリア代表MFジョルジーニョをアンカーに置く、徹底したポゼッションスタイルをチームに浸透させたが、この一戦ではジョルジーニョの横にマテオ・コバチッチを置き2ボランチを形成。パスを捌く司令塔のジョルジーニョと、ボックス・トゥ・ボックスでハードワークするコバチッチの中盤から逆算されたチーム戦術となっていた。
ランパード監督も、試合前に行われた記者会見で「私が求めるプレーは、エネルギーに満ち溢れ、スピード感のあるサッカーだ。ボールを失ったらすぐ取り返す、ボールを持っていたら、早く進める」と、“脱サッリ”を宣言していたが、川崎戦では土台こそ昨季のスタイルで固められていたものの、中盤の高いインテンシティーや激しいハイプレスは、サッリ体制では見られなかったプレーだ。中村もそんな新生チェルシーの片鱗を、ピッチで実感した様子だった。