“ストライカー不在”のインテル、コンテ監督はルカク獲得を熱望 「私の好みの選手」
指揮官が練習後に語る イカルディとナインゴランの“構想外”にも言及
イタリアの強豪インテルは、現在インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のマンチェスター・ユナイテッド戦に向け、プレシーズンのシンガポール遠征を行っている。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、トレーニング後にアントニオ・コンテ監督へのインタビューを実施し、最近の話題になっている様々なことについて明かされた。
インテルは現在、ICCの対戦相手であるユナイテッドのベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得を目指している。コンテ監督は改めて「ルカクはユナイテッドの選手だが、チェルシーの監督をしていた時からよく知っている。知っての通り、私の好みの選手であり、インテルをより高みに導ける存在だ。ただ現実は今、ルカクがユナイテッドの選手だということ」と話し、チームに迎え入れたい希望があることを語っている。
一方で、クラブから“構想外”が通告されているアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディと元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランについては、その判断を追認した。一方で、ルカクを補強ターゲットの一番手とするなか、ストライカーがいない状況には苛立ちがある模様だ。
「イカルディの状況は明確だ。クラブが発表した通り。インテルのプロジェクトに再び組み込まれることはない。ただ、ストライカーなしでシーズンに入るのは普通の状況ではない。ナインゴランもプロジェクトの外にいる。移籍市場は予測しにくい。グループを合理的に作り上げる必要がある。選手の入れ替えについて、強化部と同じビジョンを持っている。前に進むのを待つことになったとしても、信頼を持っている」
昨季に契約延長を巡りクラブと対立し、代理人である妻のワンダ・ナラ氏も騒動を拡大したイカルディだが、インテルの最前線で多くのゴールを決めてきたのも事実だ。規律を重んじてイカルディを構想外にしたインテルだが、コンテ監督のチーム作りをサポートするに値するストライカー、特にルカクの獲得を強化部は実現することができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)