元日本代表DF酒井高徳が“Jリーグ復帰”か 「日本への帰還を選ぶ」と独メディア予想
1部2クラブへの移籍が噂に上がるも、いずれも撤退と報道
ドイツ2部ハンブルガーSV(HSV)の元日本代表DF酒井高徳は、昨季チームが昇格を逃したことで一部ファンから批判を浴びるなど、苦しいシーズンを過ごした。今夏の動向が注目されるなか、ドイツメディア「NDR.de」は「日本への帰還を選ぶのではないだろうか」と伝え、その経緯を改めて分析している。
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HSVは2017-18シーズンのブンデスリーガ1部で17位となり、クラブ史上初の降格を経験。キャプテンも務めた酒井は新シーズンもチームに残る決断を下したが、結果は2部4位に終わり、1年での昇格というミッションは達成できなかった。
今夏の移籍市場を迎えたタイミングで、「NDR.de」は「ゴウトク・サカイとの静かな別れ」と見出しを打って報道。「HSVの元キャプテンが置かれている最近の状況は難しいものだ。1部昇格組のパーダーボルン、直近ではサイドバックを探しているブレーメンが移籍先に挙がっていたが、両クラブとも撤退した。新天地候補の一つとしてJ1ヴィッセル神戸も噂されていたこともあり、「酒井は日本への帰還を選ぶのではないだろうか」と綴り、「なぜこんな状況になってしまったのだろうか」と現状を嘆いた。
昨季最終戦では、途中出場した酒井にブーイングと指笛が飛ぶ事態となってしまったが、同メディアは次のように説明している。
「昇格を逃してファンのフラストレーションを一身に受けた酒井は、最終戦後に『僕がブーイングに値しないとは言えない』と話した一方、『昇格できなかったのは、すべて僕の責任なのだろうか』という至極まっとうな主張も残した」
さらにヨナス・ボルト強化担当の「彼はまだあのこと(ブーイング)を引きずっている」というコメントを紹介し、ディーター・ヘッキング監督がキャンプ中に酒井と面談を行ったことを報道。結果として「酒井はハンブルクでの新たなスタートを想像できないと伝えた。酒井とファンの関係は引き裂かれたように見える」と伝えた。
欧州で酸いも甘いも噛み分けたDFが、Jリーグに復帰することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)