2戦連続フル出場の酒井高徳 ドルトムント撃破に「チームとして狙いを体現できた」
レギュラー定着、その先の代表復帰へ
「みんなでしっかりとポジショニングを取って、コンパクトに守って。一番ポイントにしていたのは、ブロックを作る中で(右サイドMFのニコライ・)ミュラーと(左サイドMFのイヴォ・)イリチェビッチをサイドバックの位置まで戻すんじゃなく、うまくコミュニケーションを取って、2人が(ビルドアップで)開いた(ドルトムントの)センターバックとかにプレッシャーをかけるというのを狙っていた」
攻守の素早い切り替えから、前半のうちに試合を優位に運ぶ上で大きな2点目も奪った。充実をうかがわせる勝利に、「狙いどおりのカウンターで(点を)取れたのはすごくでかかったと思う。そこが一番チームとして狙っていたところで、それを体現できたことが勝因だったかなと思います」と、酒井の口も滑らかだった。
「非常に大きな勝利になったのでは?」という問いにも、「でかいっすねえ。うれしいっす」と素直に喜びを表現した。レギュラー定着へ、そしてその先にある日本代表復帰へ、24歳のサイドバックが上昇気流に乗った。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2