ランパード新監督、サッリの“秘蔵っ子”に「違うことを求める」 伊代表MF起用法に言及
チェルシー2季目のジョルジーニョ 新監督からは「練習に臨む姿勢が一級品」と評価
チェルシーに所属するイタリア代表MFジョルジーニョは、今季からフランク・ランパード新監督が率いるチームでも、活躍する場が与えられるようだ。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
ジョルジーニョは2018-19シーズン開幕前、マウリツィオ・サッリ前監督の強い希望でナポリから5700万ポンド(約77億円)の移籍金で加入。サッリ監督のサッカーの代名詞である「サッリボール」の象徴とされ、2月に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)のマルメ戦(3-0)では、交代出場した際にブーイングを浴びせられた。サッリ監督がユベントスの指揮官に就任した今は、2季目を迎えるチェルシーでの起用方法が不透明になっていた。
こうした状況にあるジョルジーニョだが、チームの指揮を執って10日が経ったランパード監督は、そのリーダーシップや勇敢な姿勢に感銘を受けたという。その長所について言及した。
「ジョルジーニョは素晴らしい選手だ。彼と一緒に仕事をしてみて、昨シーズン見たボールを扱うクオリティーだけではなく、他にも長所があることが分かった。私たちは、彼がボールを持った時にできること、そしてどんなエリアでも勇敢にボールを受けられることを知っている。密集したエリアでボールを受けるのは普通のことではない。そしてボールをコンスタントに扱えることもだ。だが、何よりも練習に臨む姿勢が一級品なんだ」
そんなジョルジーニョの昨季について、「彼は一つのポジションでプレーし続けた。そして監督は彼に信頼を置いたが、そのことについての話題がもしかしたら多すぎたかもしれない」とし、「でも、新しい監督は私だ。新しいアイデアがある。もっと様々なことに適応することになるかもしれない。ジョルジーニョ、カンテ、バークリー、誰にでもこれまでと違うことを求めるかもしれない」と、役割の変更を示唆している。
日本で川崎フロンターレ、バルセロナと対戦するなどプレシーズンを過ごしているランパード監督率いるチェルシー。そのなかで、ジョルジーニョはどんなプレーを見せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)