バイエルンMFチアゴ、VARに“断固反対”を表明 「感情が失われる」「いたずらが好き」
技巧派MFはゴールを祝う時の悩みも告白「疑念を抱えていなければいけない」
ドイツ王者バイエルンのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラは、サッカーから感情を奪うとして、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に反対する自身の見解を語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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テクノロジーの発展は、人類に多くの影響を与えている。現在、サッカーのピッチにもテクノロジーが用いられることが増え、VARは世界中に広まっていった。そうした動きを歓迎する向きがある一方、元バルセロナの技巧派MFは、これを歓迎していない。
現地時間17日に行われたアーセナルとのプレシーズンマッチに1-2で敗れたバイエルンだが、チアゴは自身の思いを明かしている。
「僕はVARには完全に反対だ。僕はサッカーのロマンチストであり、試合内に“いたずら”が入ることは好きなんだ。それがなければサッカーは、いくつかの歴史的な瞬間が訪れなかっただろう」
そして、「テクノロジーは、いくつかの正義をもたらしている。でも、ゲームの本質を損なっている」と続けたチアゴ。VARが導入されて以降のゴールセレブレーションについても言及している。
「ゴールを祝いに行く時も、疑念を抱えていなければいけない。審判を見て、本当にゴールを認めているか、それとも耳に手を当ててゴールを確認したかを気にするんだ。僕はこれによってサッカーはいくつかの感情が失われていると感じるよ」
導入後、様々な議論を呼んでいるテクノロジー。VARも含めて、今後もどのように利用していくか、最適解を探していくことになるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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