レアルの大型補強は打ち止め? レアル会長、ジダン監督熱望のポグバ獲りを”ストップ”

(左から)レアル・マドリードのジダン監督、マンチェスター・ユナイテッドMFポグバ【写真:Getty Images】
(左から)レアル・マドリードのジダン監督、マンチェスター・ユナイテッドMFポグバ【写真:Getty Images】

ベイル放出難航でポグバ獲得の資金を調達できず、ジダン監督にベイルの起用を説得

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバ獲得を熱望しているようだが、クラブのトップであるフロレンティーノ・ペレス会長からプラン変更を迫られているようだ。英紙「インディペンデント」によれば同会長はポグバ獲得に待ったをかけ、構想外となっているウェールズ代表FWギャレス・ベイルの起用を訴えているという。

 レアルは今夏の移籍市場で長年のターゲットだったベルギー代表MFエデン・アザール(←チェルシー)を獲得。さらに手薄だったストライカーにセルビア代表FWルカ・ヨビッチ(←フランクフルト)、守備陣にもフランス代表DFフェルランド・メンディ(←リヨン)やブラジル期待のDFエデル・ミリトン(←ポルト)らを加え、すでに3億ユーロ(約363億円)の補強を完了させている。

 ジダン監督はここへ、さらにポグバを加えたいと考えている。資金捻出のために選手の放出は必須で、すでにクロアチア代表MFマテオ・コバチッチ(→チェルシー)などはクラブ去ったが、指揮官の構想外となっているベイルも今夏には売却されると予想されていた。

 しかし、ベイルは高額の移籍金や年俸がネックとなって買い手が見つからない状況だ。古巣トットナムなどが期限付き移籍での獲得に関心を示すも、レアルが満足するような条件ではなく交渉が進展している様子はない。すでにプレシーズンはスタートし、このままベイルが残留となる可能性も高まっている。

 ペレス会長もベイル放出をプランに入れていたが、その風向きも変わってきたようだ。選手を売却して財政的な余裕が生まれないことにはさらなる補強も現実的には難しいため、会長はポグバへの関心は一時的にとりやめ、ベイルを起用するようにジダン監督を説得しようとしていると記事では報じられている。レアルの大型補強もここらでひとまず打ち止めとなりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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