強行出場のドルト香川が今季最短となる45分で交代 「言い訳にならない」と猛省

首位バイエルン追撃の機会を逃す

 香川が日本代表の一員として、シンガポール、カンボジアへの遠征を行っている間、パリでは死者129人を出す同時多発テロが発生。代表戦が中止となるなど、その余波はドイツにも広がっている。そうした厳重警戒下で迎えた試合は、開始時間も遅れ、香川もやりづらさを感じていたという。

「難しいのは分かりきっていたことで、『その中でどこまでやれるか』、『どこまで自分の力を発揮できるのか』という中での試合だった。想像以上に難しかった部分はあったが、それは言い訳にしかならない。しょうがないので切り替えてやるしかない」

 リーグ2位に位置するドルトムントを相手にも一歩も引かずに立ち向かってきたハンブルガーSVのプレッシャーにもてこずった。輝きを放つことができないまま、ピッチを後にした。勝利すれば、首位バイエルン・ミュンヘンとの差を暫定的に2まで縮めることもできた試合だったが、今季2敗目を喫し、公式戦の連勝も7で止まった。UEFAヨーロッパリーグとの兼ね合いもあり、過密日程は避けられない。タイトルを狙う上ではここが一つの正念場となりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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