強行出場のドルト香川が今季最短となる45分で交代 「言い訳にならない」と猛省

少なくなかった同時多発テロの影響

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は20日、1-3で敗れたハンブルガーSV戦に先発出場したが、前半のみの出場でピッチを後にした。13日に発生したパリでの同時多発テロの影響で、セキュリティーチェックを厳重に行った影響もあり、試合開始が15分遅れた。スタジアムには物々しい雰囲気も漂う中での一戦。香川も「想像以上に難しかった」と、今季2敗目を喫したゲームを振り返った。ブンデスリーガ公式サイトが伝えている

 日本代表の一員としてロシア・ワールドカップ2次予選シンガポール戦とカンボジア戦と2つのアウェーゲームをこなし、強行出場を果たした香川。しかし、長距離移動の疲れもあってこの日は精彩を欠いた。リーグ戦では今季最短となる前半45分のみでの途中交代。試合に入る時点での準備が、うまくできていなかったと反省を口にした。

「難しかった。でも、それはあっち(ハンブルガーSV)も同じなので。ただ明らかに、試合の入りも、雰囲気的に親善試合のようなものだと感じていました。こんな雰囲気は初めてに近いというか…」

 後半10分に0-3となってからはペースをつかみ、再三決定機をつくり出した。後半41分にはFWオーバメヤンが今季リーグ15点目を決め、カップ戦も含めた公式戦全体では23点目となるゴールで反撃ののろしを上げた。

 しかし、「結果的にあの(前半の)2失点が大きかった」と振り返るように、前半に負ったビハインドを覆すだけの時間は残っていなかった。

 

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