2万8000キロ移動と強行先発の果てに… HSV戦不発の香川に独紙がチーム最低タイの評価

「HSVは、この日本人をうまく処理した」

 「WAZ」紙の評価は、さらに厳しいものだった。香川をはじめ、ギンター、ソクラティス、バイグル、オーバメヤン、ロイスの主力6人にワーストとなる5点が付けられた。香川は「中盤の左インサイドハーフの位置で先発し、そこから攻撃を展開したが、危険性はあまりなかった。ハンブルガーSVは、この日本人をうまく処理した。彼はハーフタイムに道を明け渡さなければならなかった」と寸評された。相手の守備を前に沈黙していたと分析されている。

 また、同紙でもチーム最高は「この夜、唯一の完璧なDFだった」と評されたシュメルツァーの3.5点。ムヒタリアン、ギュンドアン、フンメルスの3選手が4点、ビュルキが4.5点という評価だった。

 首位バイエルン・ミュンヘンを勝ち点差5で追うドルトムントだったが、HSVを相手に痛恨の敗戦となった。バイエルンが今週行われるシャルケ戦に勝利すれば、勝ち点差は再び8と大きく開いてしまう。過密日程の影響からか、普段の鋭さを欠いた香川についてはコンディションの回復と復活が待ち望まれる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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