PSG退団希望のネイマール、マンUに“逆オファー”を提示か 唯一の懸念材料はEL出場か
バルサ復帰は古巣の予算的に難航か マンU行きの難点はCLに出場できないこと
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは現地時間15日、すでに始動して1週間が経ったチームのトレーニングキャンプに遅れて合流した。だが、PSGを離れたい思いは変わらず、プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドに“逆オファー”を送ったという。英紙「ザ・サン」が報じている。
スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、ネイマールがパリでは居心地が悪く、またチームの顔として扱われているのが、フランス代表FWキリアン・ムバッペであることも気に食わないという。そのため、古巣であるバルセロナへ戻ることを画策してきた。
しかし、バルセロナはフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの獲得に1億800万ポンド(約146億円)を投入。1億9800万ポンド(約265億円)とされるネイマールを獲得するだけの資金がないとされ、選手のトレードがバルサに戻る唯一の方法のようだ。
次にネイマールが移籍先として考えているのは、プレミアリーグのユナイテッドのようだ。唯一、彼が懸念しているのは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を戦うPSGを離れ、UEFAヨーロッパリーグ(EL)を戦うことだ。その他では、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、ユベントスを新天地候補として考えているという。
すでにPSGも、ネイマールの気持ちが退団で固まっていることを把握している。彼は加入して数週間後には、クラブを離れることを考え始めたようだ。
トーマス・トゥヘル監督は数週間前にネイマールの意思を確認し、「私たちのなかでは明確だ。あとはクラブとネイマールの問題」と、退団も覚悟している様子だ。そのため、彼がPSGを離れられるかどうかは、カタールのオーナー会社次第だという。
ピッチ内外で多くの話題を振りまいているネイマールだが、このままPSGの選手として、2019-20シーズンを迎えることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)