ニューカッスルのブルース新監督誕生に古巣が激怒 法的措置も検討「不服に感じる」
シェフィールド・ウェンズデーが声明を発表「解決すべき条項が残されている」
日本代表FW武藤嘉紀が所属するニューカッスルは現地時間17日、新監督としてスティーブ・ブルース氏と3年契約を結んだ。ようやく指揮官が決まったが、ブルース新監督が采配を振るっていたチャンピオンシップ(英2部相当)のシェフィールド・ウェンズデーは、法的措置も検討しているようだ。英紙「インデペンデント」が伝えている。
ブルース監督は15日にシェフィールド・ウェンズデーの監督職を辞し、トップチームのコーチングスタッフ2人とともにニューカッスルへ移った。ラファエル・ベニテス監督との契約延長交渉が不調に終わったなか、ようやく新監督が決まった形だが、この状況に古巣は激怒し、契約解除金の「法的措置」を検討しているという。
シェフィールド・ウェンズデーは「ニューカッスルの一般に向けた発表を受けて、前シェフィールド・ウェンズデーのスティーブ・ブルース氏、スティーブ・アグニュー氏、ステフェン・クレメンス氏の就任を知ったことを不服に感じます」と、公式声明を発表した。
「彼らは月曜日にクラブから与えられた職を辞した事実がありますが、まだ法律面でクラブとスタッフ、そしてニューカッスルとの間には解決すべき条項が残されています。クラブは今度どのようにすべきかを考え、適正な法的アドバイスを受けます」
ブルース監督はビザが発給され次第、今週中にも中国でトレーニングキャンプを行っているチームに合流する見込みだという。だが、ブルース監督はニューカッスルのファンからも歓迎されているわけではない。SNS上では、「#BRUCEOUT(ブルース出ていけ)」というハッシュタグがトレンド入りし、初戦の観戦をボイコットする呼びかけも起きた。
チーム内外で騒動を起こしている今回の監督就任劇。ニューカッスルとシェフィールズ・ウェンズデーは、和解することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)