中2日の強行出場も香川不発 前半のみで交代し、ドルトムントも1-3の完敗

指揮官の全幅の信頼を受けてリーグ戦13試合連続先発も、蓄積疲労は否めず

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、20日の敵地ハンブルガーSV(HSV)戦でリーグ戦13試合連続となる先発出場を、日本代表戦から中2日の強行日程で果たしたが、不発のまま前半のみで無念の交代。チームはPKや主将のDFフンメルスのオウンゴールなどで失点を重ねて1-3で完敗。チームの公式戦連勝記録は7でストップし、10月4日のバイエルン・ミュンヘン戦(1-5)以来の今季2敗目を喫した。HSVのDF酒井高徳は先発フル出場した。

 今季圧倒的な破壊力を誇るドルトムントはどこか精彩を欠いた。前半18分にGKビュルキが、抜け出したHSVのMFイリチェビッチを倒してPKを献上。これをFWラソッガにゴール左へ確実に決められ、HSVに先制を許した。36分には香川が左CKの場面でショートコーナーでリスタートすると、ムヒタリアンとの好連携で相手守備陣を崩したものの、ムヒタリアンのクロスは得点にはつながらず。これが香川にとって、この日最大の見せ場となった。

 41分、HSVはスルーパスに抜け出したMFホルトビーが右足で決めて追加点。ドルトムントはアウェーでの戦いとはいえ、2点のリードを奪われて前半を折り返す。

 すると後半開始からトゥヘル監督は香川に代えてカストロ、ギンターに代えてピスチェクを投入。勝負の2枚代えで逆転を狙った。しかし、後半10分にはフンメルスがオウンゴールを献上し、反撃ムードが漂わないまま、決定的とも言える3点目を与えてしまう。

 なんとか得点が欲しいドルトムントだったが、後半18分にはオーバメヤンがピスチェクのクロスから中央でフリーになり、左足で合わせるも相手GKが好セーブ。さらに1分後にも、今度は左サイドのシュメルツァーのクロスからギュンドアンがフリーでシュートを放ったがゴール右へ外れた。

 

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