レアル久保建英、ジダン監督から“2つの要求” 「大きな可能性」とスペインメディア報道

レアル・マドリードのMF久保建英(左)、ジダン監督(右)【写真:Getty Images】
レアル・マドリードのMF久保建英(左)、ジダン監督(右)【写真:Getty Images】

指揮官は「持久力、そして潜在能力をさらに高めてほしい」と要求か

 日本代表MF久保建英はレアル・マドリードに加入後、カナダのモントリオールで行われているプレシーズンキャンプに参加し、実力の一端を示している。その充実ぶりにスペインメディアも注目しているなかで、レアルを追うスペインメディア「Defensa Central」は、ジネディーヌ・ジダン監督から2つの点をさらに向上させてほしいと指導を受けていると伝えている。

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 同メディアは華麗なターンから元フランス代表FWカリム・ベンゼマに鮮やかなラストパスを通してゴールをお膳立てした動画や、そして今季加入したベルギー代表MFエデン・アザールとコミュニケーションを取る様子がSNSなどで拡散する状況になっているなど、久保を取り巻くフィーバーについて紹介し、取り上げている。

 その一方で、ジダン監督は冷静な目で久保について見ているようだ。同紙はこのように記している。

「モントリオールでのトレーニングはまだ続いていて、ジダン監督は彼の分析を基に、選手たちにアドバイスを伝えている。フランス人はクボと個人的に話をして、2つのものを向上させていってほしいと要求したという」

 ジダン監督が久保に対して要求したものは、以下の2つだという。

「タケフサ・クボはトレーニング中に彼の才能と質の高さを見せているが、ジダン監督は彼に対して持久力、そして潜在能力をさらに高めてほしいと語った。日本人アタッカーはトップチーム並びにそれに準じるBチームに入るため、鍛錬しているところだ。中盤センターに関しては移籍市場が進展していないこともあって、トップチームに風穴を開け得る大きな可能性となるからだ」

 また、レアルはマンチェスター・ユナイテッドからフランス代表MFポール・ポグバ、トッテナムからデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの獲得を目論んだものの、いまだ決まらず。MFダニ・セバージョスをアーセナルに手放すことが濃厚となっている状況で、「久保は代役となり得る」とした。

 久保はU-19年代に当たるフベニールAに選手登録され、そこからのスタートとなる。しかしその期待値の高さに関しては、すでにトップチーム級と言っていいだろう。

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