本田圭佑、東京五輪出場へ移籍条件明言 「高いレベルでプレーしなければならない」

去就に注目が集まるMF本田圭佑【写真:Getty Images】
去就に注目が集まるMF本田圭佑【写真:Getty Images】

VVV公式で数多くの“欧州組”に対して「僕は彼らに勝つ必要がある」と決意

 元日本代表MF本田圭佑は、かつてプレーしたオランダ1部VVVフェンロのトレーニングに参加している。今年5月にオーストラリアAリーグの強豪メルボルン・ビクトリーを退団し、現在は新たな所属先を探す身だが、VVV公式YouTubeチャンネルのインタビューで、公言する2020年の東京五輪出場に向けて「高いレベルでプレーしなければならない」と話した。

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 本田は昨夏のロシア・ワールドカップ(W杯)後にメルボルン・Vへ加入すると、リーグ戦18試合に出場し、7得点5アシストをマーク。3月12日のAFCチャンピオンズリーグ第2節サンフレッチェ広島戦(1-2)でACL自身初ゴールを挙げるなど存在感を示したが、チームはファイナルシリーズ準決勝で敗退し、本田の退団も決まった。

 現在、所属先が未定の本田は、15日から古巣VVVの練習に参加している。2008年に名古屋グランパスからVVVへ完全移籍し、2部降格の憂き目に遭いながらもキャプテンとしてゴールを量産。08-09シーズンには、リーグ戦36試合16ゴールの活躍で1部昇格に貢献して2部MVPに輝いており、「HONDA」の名前が広く知れ渡ったクラブでもある。

 オランダのサッカー専門誌「Voetbal International」は、「本田は明確な目標を持っている」と言及したが、来たる新シーズンに向けて本田がVVV公式YouTubeチャンネルのインタビューに答えている。

「僕の目標は、来年の東京オリンピックに出場すること。オーバーエイジ枠として参加することになるけど、ヨーロッパには優秀な日本代表選手がたくさんいる。吉田麻也、香川(慎司)、岡崎(慎司)、長友(佑都)のようなね。彼らも同様にオリンピックでプレーしたいかもしれない。だとすれば、僕は彼らに勝つ必要がある。だからこそ、高いレベルでプレーしなければならない」

 ロシアW杯後、本田はA代表から距離を取る一方で、オーバーエイジ枠での東京五輪出場の目標を公言してきた。昨季はメルボルン・Vでプレーしたが、今回の公式インタビュー内ではイングランドやスペイン、ドイツのクラブを探しているとも話していた。果たして、来たる新シーズンはどこに活躍の場を求めることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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