浦和のズラタンがスロベニア代表引退を表明 「いいピリオド。みんなに別れを告げてきた」
浦和の一員として目指す頂点
その後は、12年に大宮に加入し、15年には浦和に移籍。日本でキャリアを積み重ねている。
いつも紳士的で心優しいズラタンだけに、傷心で戻った浦和のロッカールームでも、チームメートから「とても残念だったけど、怪我なく帰ってきてくれてうれしい」と声を掛けてもらったことを喜んでいた。一部の選手はズラタンのことを応援しながら、スロベニアの試合をチェックしていたともいう。
帰国して間もないズラタンだが、浦和はリーグ年間1位の座を懸けた22日のセカンドステージ最終節の神戸戦を皮切りに、すでに進出を決めているチャンピオンシップ、準々決勝から再開する天皇杯の戦いと、タイトルの懸かったゲームが続いていく。「自分としても、怪我なく帰ってこられたのが一番。試合へいい準備をしていきたい」と、スロベニア代表での戦いに一区切りをつけたストライカーは、浦和にタイトルをもたらすべく、闘志を燃やしている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images