久保建英が「レアルをもてなす」 驚異の“適応力”に海外注目「同僚を感動させている」
ベンゼマのゴールを演出し、守護神ナバスも翻弄 スター軍団の中で堂々たる振る舞い
スペインの名門レアル・マドリードは、言わずと知れた世界的ビッグクラブだ。そのなかで、18歳の日本人レフティーがスター軍団に交じってトレーニングをしている光景は革新的と言っていい。海外メディアも「久保がレアルをもてなす」と、日本代表MF久保建英が注目の中心にいることを伝えている。
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久保は日本代表の一員として出場したコパ・アメリカ(南米選手権)の期間中にレアルへの移籍が決定。帰国後、7日にスペインの首都マドリードに向かい、“白い巨人”に合流した。レアルは今夏、チェルシーから移籍金1億ユーロ(約121億円)でベルギー代表MFエデン・アザール、フランクフルトから6000万ユーロ(約73億円)でセルビア代表FWルカ・ヨビッチ、さらにサントスから4500万ユーロ(約58億円)でブラジル人FWロドリゴ・ゴエスらを獲得。スペイン代表DFセルヒオ・ラモスら従来の主力に強力なタレントが加わったが、トップチームの北米遠征に帯同している久保の存在感は、海外メディアの目にも大きく映っているようだ。
衛星放送「ビーイン・スポーツ」フランス語版は、「久保はすでにレアルをもてなす」と見出しを打ち、日本が誇る18歳レフティーの現況を分析している。
「到着したばかりだが、久保はすでにチームメートを感動させている。トレーニングでの素晴らしいプレーのビデオはすでにSNSで拡散している。今夏のギャラクティコ(銀河系)はアザールだ。しかし、久保建英はカナダでの練習デビュー以来、チームメートを驚かせ続けている。彼はスピード、テクニック、そしてゴールを披露した。日本のメッシと呼ばれる元ラ・マシア(バルセロナの下部組織出身者)はアザールも認めている」
記事では、元フランス代表FWカリム・ベンゼマのゴール演出や、コスタリカ代表GKケイラー・ナバスを翻弄したテクニック、アザールと英語で軽快なトークをかわしたことも紹介されている。
インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)の初戦となるバイエルン・ミュンヘン戦(ヒューストン)が現地時間20日に迫り、プレシーズンマッチ中のレアルデビューも徐々に現実味を帯びてきている。