ブッフォン復帰のユーベ、伊代表GKを1年で放出か ポルトガル移籍の可能性浮上
伊代表GKマッティア・ペリン獲得にベンフィカが乗り出す
イタリア王者ユベントスは新シーズンに向けて元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが復帰。実績十分の守護神が帰還したことにより存在が宙に浮いたイタリア代表GKマッティア・ペリンは、キャリアの変化を求めてポルトガルの強豪ベンフィカに向かう可能性が浮上したという。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
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ブッフォンは昨夏に開催されたロシア・ワールドカップ(W杯)をキャリア最後の舞台とする方針だったとされていた。しかし、イタリア代表が60年ぶりに欧州予選で敗退したことによりそのプランは崩れ、ユベントスからの退団が決定していたなか、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍し、1年間プレーした。
しかし、そのPSGとの契約が満了して迎えた今夏の移籍市場で、ユベントスへの電撃復帰が決まった。ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーとの2人体制で、ユベントスは新シーズンを戦うと見られている。
完全にその煽りを受けたのがペリンだった。昨季はシュチェスニーに続く第2GKとして時に出場機会を得ていたイタリア代表GKだが、新シーズンは厳しい立場になった。一時はブッフォンの後継者としてイタリアサッカー全体の期待も受けていたペリンには、ポルトガルの強豪ベンフィカが獲得に乗り出しているという。
その条件は買い取り義務付きの期限付き移籍で、総額1500万ユーロ(約18億円)の条件だとされる。1年前にユベントスがジェノアから獲得した際には1200万ユーロ(約14億5000万円)での獲得とされていただけに、ユベントスとしても良い取引になる。
ブッフォンの後継者を巡っては、ACミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマら若手たちの競争が注目された。そのなかで期待されたペリンがブッフォンの帰還により国外へキャリアを求めるのは何とも皮肉な状況だが、攻撃的なサッカーが展開されるポルトガルで、類まれなセービング能力を発揮することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)