今週末のプレミア全試合でフランス国歌を斉唱 テロに屈しない意思と英仏の連帯を示す

72人のフランス人選手が所属 ともに犠牲者へ哀悼の意を表す

 イングランドのプレミアリーグは、13日にフランスの首都パリで起きた同時多発テロを受け、犠牲者への哀悼の意、そしてフランスとの連帯を続ける意思表示として、今週末のすべての試合の前にフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を流すと発表した。リーグ公式サイトが伝えている。
 
 イングランドとフランスといえば、17日に代表チームが親善試合で対戦。その際、試合会場となった聖地ウェンブリー・スタジアムはフランス国旗と同じ青、白、赤のトリコロールカラーに染められ、集まった7万人の観客による「ラ・マルセイエーズ」の大合唱が響いた。イングランドはフランスとの連帯を強めている。
 そして、いまだテロの恐怖と129人もの犠牲者を出した悲しみに包まれるフランスとの連帯を続けていくというメッセージとして、今週末に行われるプレミアリーグのすべての会場でも「ラ・マルセイエーズ」を流すことが決定した。
 公式サイトによれば、現在プレミアリーグでは72人のフランス人選手がプレーしており、イングランド人選手に次ぐ2番目の多さだという。関係の深い両国は、今後もテロの脅威に屈しないという姿勢で、連帯を強めていくようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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