マンUで定位置を失ったフェライニ ベルギー代表監督が1月の移籍を勧める

今季リーグ戦出場わずか6試合 けがで代表からも落選

 ベルギー代表のマーク・ウィルモッツ監督が、マンチェスター・ユナイテッドでベンチスタートが続くMFマルアン・フェライニについて、2016年の欧州選手権(EURO)に出場するためにもレギュラーポジションの確保が必要だとし、1月の移籍を示唆した。英地元紙「マンチェスター・イブニング・スタンダード」が報じている。
 フェライニは今季、ユナイテッドでなかなか出場機会を得られずに苦しんでいる。昨季のリーグ最終戦となったハル・シティ戦でレッドカードを受け、開幕から3試合出場停止を受けていたことも影響し、ここまではわずかリーグ戦6試合の出場に止まり、得点もゼロ。負傷の影響で、ベルギー代表からも外れ、13日のイタリア戦(3-1でベルギーが勝利)とパリでの同時多発テロの影響で中止となったスペイン戦の親善試合には選出されていなかった。
 ベルギー代表を率いるウィルモッツ監督はフェライニを主力選手の一員として捉えているものの、所属クラブで出番のない状況をもどかしく感じているという。いくら実力があろうとも、コンスタントに出場機会を得られなければ代表でのチャンスもないと考えているようで、フェライニに1月の移籍を勧める発言を残している。
「選手がクラブでプレーできていないというのは、監督にとってはとてもイライラさせられることだ。フェライニは6番のポジションで攻撃をサポートすることができる。素晴らしいテクニックを持ち、リカバリーの能力も高い。可能ならば、彼は1月に新たなチャレンジの場を見つけることになるかもしれない」
 アフロヘアがトレードマークのフェライニは、現在FIFAランキング1位と躍進の続くベルギー代表では絶対的な主力の1人だが、ルイス・ファン・ハール監督率いる“赤い悪魔”では定位置をつかめていない。EURO出場に向けては出場機会の確保が望まれる。この冬に新天地を求める可能性はあるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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