ネイマールはPSGを「出たがっていた」 指揮官が仏メディアで明言「クラブとの問題」
トゥヘル監督が「RMCスポーツ」の番組で語る 「我々の間ではすべてクリアに…」
ブラジル代表FWネイマールは所属するパリ・サンジェルマン(PSG)からの退団希望を示すなど、プレシーズン前からメディアを騒がせる事態となっている。PSG内部との関係は芳しくない模様で、トーマス・トゥヘル監督も「コパ・アメリカ前からチームを出たがっていた」と明らかにしたと、スペイン紙「マルカ」が報じている。
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ネイマールはコパ・アメリカ(南米選手権)前に婦女暴行疑惑が浮上。大会開幕直前の親善試合で負傷したため代表から離脱した。ピッチ内外でお騒がせ続きとなったが、最近は移籍騒動で目立ち始めている。2年前に2億2200万ユーロ(約269億円)もの移籍金でバルセロナからPSGに加わったものの、チームメートやパリの文化とソリが合わないのか、古巣バルサ復帰を画策していると報じられている。
その報道はネイマール側から出ているものかと思いきや、そうでもないようだ。フランスのテレビ局「RMCスポーツ」の番組に出演したトゥヘル監督は、このように話している。
「彼がコパ・アメリカ前から出たがっていたことは私も知っている。だけどこれはネイマールとクラブ間での問題だ。我々の間ではすべてクリアになっている。クラブとネイマールの間でどうなるかだ」
現場レベルではネイマールと問題がないことを強調しつつも、本人が退団希望を明確にしていることを認めている。トゥヘル監督は「我々は一緒に働くし、(問題は)クラブと彼との間にある“何か”だけだ」とも話している。新シーズンの開幕が近づくこのタイミングでネイマール退団となれば、PSGの戦力としては大きな打撃となるだけに、今回の移籍騒動に一番振り回されてしまう形となっているのはトゥヘル監督なのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)