ランパード監督が掲げるチェルシーの新スタイルは? “脱サッリ”明言「求めるプレーは…」
川崎戦を控えるチェルシー、新指揮官ランパードが宣言「自分のやり方がある」
チェルシーのフランク・ランパード監督は16日、都内で行われた「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ」の記者会見に出席した。J1王者・川崎フロンターレとの対戦を19日に控えるなか、クラブが目指すスタイルについて「私が求めるのは、エネルギーに満ち溢れ、スピード感のあるサッカーだ。ボールを失ったらすぐ取り返す、ボールを持っていたら、早く進める」と、昨季のポゼッションサッカーからの脱却を示唆している。
昨季のチェルシーは、決して悪いチームではなかった。リーグ戦は3位でフィニッシュし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。また、UEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝を達成し、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルなど同リーグのライバルと比較しても、成功と言えるシーズンだった。
しかし、EL優勝後にマウリツィオ・サッリ監督の退任が決定。また、絶対的エースのベルギー代表MFエデン・アザールもレアル・マドリードへの移籍が決定し、クラブは大きな変革期を迎えることになった。そんななか、現役時代に同クラブでもプレーしたランパード氏が新監督として就任。会見では、昨季のチェルシーのパフォーマンスを称えつつ、新スタイルを目指すと明かした。
「サッリ監督のチェルシーは良いシーズンを過ごしたと思う。しかし、私は後ろを振り返らない。たくさんの強みがあるが、自分のやり方がある。自分自身、チェルシーというクラブも、チェルシーの選手も非常によく知っている。合流したこの1週間も、選手の振る舞いや質にも満足している」