イニエスタは「驚きを呼んでいる」 50m超の絶妙“美アシスト”が反響拡大「夢の一撃」
J1第19節湘南戦、イニエスタのロングパスからMF古橋が強烈ミドルで先制ゴールを奪取
J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、14日に行われたリーグ第19節湘南ベルマーレ戦(1-3)で50メートル以上の超ロングパスからMF古橋亨梧の先制ゴールをアシストした。試合にこそ敗れたが、35歳となった今も錆びつかない圧巻テクニックに、「夢の一撃」「さらに美しかった」「驚きを呼んでいる」と海外メディアの間でも反響は拡大している。
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神戸のイニエスタはボランチの一角で起用され、日本代表MF山口蛍とコンビを組んで先発。前半20分、異次元の視野と技術を披露する。
GK前川黛也からのパスを自陣の中央付近で受けたイニエスタは、正確なタッチで背後からのプレッシャーをいなすと、右サイドで前線に駆け上がる古橋へロングパス。距離にして約50メートル超のピンポイントパスを通し、パスを受けた古橋も完璧なトラップからドリブルでカットインを見せ、利き足とは逆の左足で強烈なミドルシュートを叩き込んだ。
少ない手数で芸術的なアシストからゴールを陥れた一連の流れに、スペイン紙「マルカ」は「トップクオリティー」と称賛していたなか、その反響は拡大している。
ドイツ放送局「Sport1」は、「50メートル以上の夢の一撃:オールドマスター、イニエスタが日本で輝く」と見出しを打ち、「イニエスタは50メートル以上の絶妙なパスで何を持っているかを日本で証明した」と伝えた。また、ハンガリーメディア「Index.hu」は「16番(古橋)はいいゴールだったが、アシストはさらに美しかった」と絶賛。「AS」紙チリ版も「イニエスタが予期せぬ一撃。イニエスタの50メートルアシスト映像は驚きを呼んでいる」と報じている。
結果的に2点差をつけられての敗戦となった神戸だが、イニエスタの千両役者ぶりには世界も脱帽している。