絶対王者ユベントスを襲った相次ぐ筋肉系トラブル すでに15選手が離脱

復権の大きなキーポイント

 イタリア・セリエAを4連覇中のユベントスは、今週末にACミランとの大一番を迎える。スタートダッシュに失敗した今季、12試合を終えて勝ち点18で7位と出遅れた。さまざまな要因が考えられるが、イタリア紙「トゥット・スポルト」は始動から15選手に達している筋肉系の負傷が一因だと分析した。

 今季のユベントスは、いわゆるベストメンバーというものがハッキリしないシーズンを送っている。もちろんUEFAチャンピオンズリーグとも並行して戦い、各国の代表選手を多く抱える状況の中でマッシミリアーノ・アッレグリ監督がターンオーバー起用を実施しているのも事実だ。だが一方で、起用したくとも起用できない選手が発生していることが大きい。

 15人の選手が始動から1度以上筋肉系のトラブルで離脱。そのうちの4選手が2度の離脱を経験している。そこには、中盤のキーマンであるフランス代表MFポール・ポグバやイタリア代表MFクラウディオ・マルキージオ、さらに今季から加入したドイツ代表MFサミ・ケディラも含まれる。むしろ、レギュラークラスの選手で離脱を経験していないのはイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチとフランス代表DFパトリス・エヴラ、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラくらいのものだ。

 イタリアの絶対王者を苦しめているトラブルの原因はどこにあるのか。それはクラブ内で分析の対象になっていくだろうが、この多すぎる負傷者は少なくとも今季の戦いにおいてかなりの負担になっているのは事実だ。負傷者を減らしていくことは、ユベントス復権の大きなキーポイントになるはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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