1シーズンで2度の「退任」へ J2降格の清水が田坂監督の今季限りでの辞任を発表
6月に大分監督を解任 8月から清水を率いるも立て直せず
J1の清水は19日、田坂和昭監督が今季限りで辞任することを発表した。
清水OBである田坂監督は、2006~2010年にトップチームのコーチを務めた後、11年に大分の監督に就任。12年には昇格プレーオフの末にクラブをJ1に導くも、翌年にJ2降格。今季も開幕から低迷し、2勝5分9敗の最下位に沈んでいた第16節終了時点で解任された。
それから1カ月後の7月2日に、清水のヘッドコーチに就任。そして8月1日に当時の大榎克己監督が成績不振を理由に辞任したため監督代行となり、11日に正式に監督となった。
だが、就任初戦となったセカンドステージ第6節から、3分6敗と一度も勝てないまま残り3試合を残してJ2降格が決定してしまった。
1シーズンの中で、J2、J1でともに最下位に沈むなかでの二度の「退任」発表。指揮官にとっては無念の1年となってしまったが、22日の最終節に勝利し、順位を1つでも上げることはできるのだろうか。後任は未定となっている。
また、12月14日付での原靖強化部長の辞任と、15日付での伊達倫央強化育成本部長兼強化部長就任も発表されている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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