マンU監督、中盤に“レジェンド級”のMF台頭を望む 「我々には彼のような選手が必要」
スールシャール監督、伝説の“7番”ロブソン氏を引き合いに中盤強化の必要性を強調
マンチェスター・ユナイテッドを率いるオレ・グンナー・スールシャール監督が今のチームにはかつてのレジェンド、ブライアン・ロブソンのような選手が必要だと語った。手薄となった中盤センターのポジションに頼れる存在を求めている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
ユナイテッドは今年1月に元ベルギー代表MFマルアン・フェライニを中国の山東魯能へ放出。さらに今夏には契約満了に伴い、元スペイン代表MFアンデル・エレーラ(→パリ・サンジェルマン)がチームを去った。
チームの主軸の1人であるフランス代表MFポール・ポグバも移籍の噂が絶えず、ブラジル代表MFフレッジは昨季期待を裏切った。中盤センターは選手層に不安を抱えており、スポルティングCPのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスやニューカッスルのMFシェーン・ロングスタッフへの関心が取り沙汰されているところだ。
そうしたなかで、スールシャール監督はプレシーズンツアーで滞在するオーストラリアでファンイベントに、クラブOBのロブソン氏とともに出席。今のユナイテッドの中盤には、現役時代のロブソン氏のようなプレーヤーが必要だと話している。
「我々は再び勝利しなければならない。今は新しいスカッドを作り直している途中だ。コーチングスタッフも新しくなった。私はこのクラブのプロジェクトを信じている。このクラブの監督ができることはファンタスティックだ。そして、私はこのクラブのレジェンド(ロブソン氏)の横に立っている。私はロブソンと一緒にプレーする名誉を経験することはできなかったが、我々のチームには彼のような選手が必要なんだ」
ロブソン氏は1980年代から90年代にかけてユナイテッドでプレー。クラブのキャプテンも務め、伝統のエースナンバー7も背負った。イングランド屈指の“ボックス・トゥ・ボックス”のミッドフィールダーとして、ユナイテッドに数々のタイトルをもたらした。
スールシャール監督は自身の現役時代がそうであったように、ユナイテッドに黄金時代を再びもたらそうとしている。そのためにはロブソン氏のような絶対的なカリスマ性を持ったMFが必要不可欠と考えているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)