マンU、6年前に“5.4億円”で獲得狙ったマグワイア DF史上最高額の“108億円”で獲得へ
モイーズ政権時の2013年に“20分の1”の移籍金で獲得に動いていたと英紙報道
マンチェスター・ユナイテッドは今夏の移籍市場でDFの補強に力を入れており、トップターゲットの1人だったレスター・シティのイングランド代表DFハリー・マグワイアはDF史上最高額の8000万ポンド(約108億円)で獲得合意に至ったと報じられている。ビッグディール成立が間近となっているが、ユナイテッドは過去にわずか400万ポンド(約5億4000万円)でマグワイアを獲得できるチャンスがあったという。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
マグワイアはシェフィールド・ユナイテッドの下部組織出身の26歳。2014年に加入したハル・シティでブレークし、17年にレスターへ移籍。同年にイングランド代表デビューも飾り、昨年のロシア・ワールドカップにも出場するなど飛躍を遂げた。今やプレミア屈指のセンターバックの1人と評価されている。
ユナイテッドは昨夏から継続的にマグワイアの獲得に動いており、今夏ついに実現させようとしている。移籍金高騰の影響から、その合意金額は8000万ポンドにも到達すると報じられているが、実はデイビッド・モイーズ政権時の13年にもマグワイア獲得に動いていたという。まだ無名に近かった当時のマグワイアを獲得できていれば、移籍金はわずか400万ポンドに抑えられていたという。
記事によれば、12-13シーズン限りで退任したアレックス・ファーガソン元監督がマグワイアの才能に目をつけており、後任のモイーズ元監督に獲得を進言していたという。モイーズ元監督もそのアドバイスを受けてクラブに獲得を指示したが、ユナイテッドはその考えに反対したという。
移籍金だけを見れば当時の20倍。タイトル奪還を目指して大型補強を目論むユナイテッドが、かつて逃した大きな魚を手に入れようとしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)