韓国紙も中村俊輔の横浜FC移籍に注目 52歳カズと共闘「正確なキックは一級品」

横浜FCへの移籍が発表されたMF中村俊輔【写真:Getty Images】
横浜FCへの移籍が発表されたMF中村俊輔【写真:Getty Images】

41歳レフティーのJ2参戦に関心 カズとの共演にも言及

 元日本代表MF中村俊輔が、J1ジュビロ磐田からJ2の横浜FCに完全移籍することが決まった。韓国メディアも、かつて日本代表の10番をつけた41歳の天才レフティーの移籍に注目している。

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 韓国のスポーツ紙「MKスポーツ」は、「Jリーグで最高齢のFW三浦知良(52歳)が所属する横浜FCが、40代の選手を呼び寄せた」と伝えた。

 また、中村について「2000年代、日本サッカー界を引っ張り、2002年と2010年のワールドカップでベスト16、2000年と2004年のアジアカップ優勝に貢献。Aマッチ出場の通算記録は98試合24得点だ。さらに2002年から2010年まではレッジーナ(イタリア)、セルティック(スコットランド)、エスパニョール(スペイン)と欧州でも活躍」と紹介。さらに「セットプレーでの正確なキックは一級品」と、かつて日本の中盤に君臨した中村の技術の高さについても報じている。

 やはり韓国でも中村の移籍が報じられるのは、横浜FCに三浦が在籍しているからだろう。かつて韓国代表の前に立ちはだかった三浦と中村のことを、30代以上の韓国サッカーファンはよく記憶している。

 すでに現役を退いてもおかしくない年齢の2人が、新たに同じチームでプレーするという事実は驚きでしかない。2人が同じピッチに立ち、仮にゴールを決めるとなれば再び韓国でも話題となるに違いない。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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