「中田英寿の足跡を辿る」 冨安のセリエA挑戦に現地熱視線「日本とイタリアの伝統を強化」
冨安のボローニャ加入で日本人セリエA経験者の歴史を回想「最も有名なのが中田」
日本代表DF冨安健洋は現地時間9日、ベルギー1部シント=トロイデンからセリエAの古豪ボローニャへの移籍が決定した。ボローニャ専門メディア「1000 Cuori Rossoblu」は「中田英寿の足跡を辿る」と見出しを打ち、これまでの日本人のセリエA挑戦の歴史を振り返りつつ、冨安の活躍に期待を寄せている。
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2016年にアビスパ福岡でプロデビューを果たした冨安は、18年にシント=トロイデンに加入。188センチの屈強な体格を生かした対人能力に加え、正確なフィードによるビルドアップ力も備えており、18-19シーズンは公式戦40試合に出場と主力に定着した。代表でも18年に初招集されると、今年1月にUAEで開催されたアジアカップでは最終ラインの中核を担い、一気に飛躍を遂げた。
飛ぶ鳥を落とす勢いの冨安は、今夏にボローニャへのステップアップを決断。元日本代表MF中田氏が2004年に期限付き移籍していたことで日本にも馴染みのあるイタリアの古豪だが、元日本代表FW三浦知良(横浜FC)が日本人の先駆者として紹介しつつ、「最も有名なのが中田だ」と、中田がセリエAに強烈なインパクトを与えたことに触れている。
「ヴェネツィアに名波(浩)、レッジーナに中村俊輔(中田の次に有名)、それからいくつかの流星(柳沢敦、小笠原満男、大黒将志)が訪れ、その後に、長友・本田ペアの時代が到来した。森本(貴幸)のことも覚えているか?」
記事では、日本人選手の歴史を振り返りつつ、「冨安が日本とイタリアの伝統を強化する」と主張。日本人では過去にないセンターバックでのセリエA挑戦になるが、活躍に熱視線が送られることになりそうだ。