「スパイクを脱ぐにはまだ早い」 中村俊輔、J2での再出発に海外も熱視線「横浜に帰還」
横浜FCに加入した41歳中村 「高齢にもかかわらず、彼は単なるマスコットではない」
元日本代表MF中村俊輔は11日、J1ジュビロ磐田からJ2横浜FCへの完全移籍が決定した。世界でも名フリーキッカーとして知られるレフティーの新たなる挑戦に、海外メディアも「三浦知良とともに新たな攻撃力を形作る」「中村俊輔がスパイクを脱ぐにはまだ早い」と、続々と反応を見せている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
2002年に加入したレッジーナで初の海外挑戦に臨んだ中村は、05年に移籍したスコットランド王者セルティックで世界に名を轟かせた。その後、エスパニョールを経て、10年に横浜F・マリノスに復帰。13年には、00年に続き2度目のJリーグ年間MVPにも輝いた。そして、17年に磐田への移籍を決断した。
移籍初年度はリーグ戦30試合に出場するも、18年以降は怪我に苦しみ、今季もリーグ戦出場は2試合のみ。チームは最下位に沈み、6月30日には、中村の獲得を直接要望していた名波浩監督が辞任を発表していた。
今季シーズン途中に決定した横浜FCへの電撃移籍に、海外メディアも反応。英紙「ザ・サン」が「セットプレーのスペシャリストは三浦知良とともに新たな攻撃力を形作る」と綴ると、スコットランドメディア「フットボール・スコットランド」は「セルティックのレジェンド、中村俊輔がスパイクを脱ぐにはまだ早い」と41歳での現役続行を伝えている。
ポーランドメディア「Transfery」は「横浜に帰還する」と取り上げ、「高齢にもかかわらず、彼は単なるマスコットではない」と戦力としても依然として十分なクオリティーを備えていると指摘した。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)など、世界最高峰の舞台でも観客を魅了してきた中村は、J2でもその黄金の左足を炸裂することに世界中から期待が寄せられている。