カンボジア地元紙がハリルジャパンの不調を報道 「前半はどちらがFIFAランク183位かわからない」

FWラボラビーの健闘を称賛

 日本代表は17日、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でカンボジアとの一戦に臨んだ。敵地での一戦に2-0で勝利し、今予選6試合連続無失点というW杯予選新記録を達成したが、格下相手に苦戦を強いられ、守備では不安定な面を露呈するなど、今後に不安を残す戦いとなった。試合の内容はカンボジア地元紙「カンボジア・デイリー」でも伝えられている。そこでは「前半はどちらがFIFAランキング183位で、どちらが50位なのかを見分けるのは難しかった」と、カンボジア代表のパフォーマンスが称えられていた。

 カンボジアはこのW杯アジア2次予選のE組の中ではFIFAランキングが最も低い183位。この試合の前まで5試合を消化して未勝利で、同ランキング50位の日本から見れば明らかな格下。日本としては勝利はもちろん、大勝が求められた試合だった。

 しかし、不慣れな人工芝でのプレーや気温30度を超えるという環境面での問題はあったにせよ、前半をスコアレスで折り返すなど、日本は低調なパフォーマンスに終始。一方のカンボジアはカウンターから何度かチャンスをつくるなど、日本を相手に健闘。記事でも「我々のストライカー(FWラボラビー)は前半22分、吉田麻也をスピードで抜き去ったシーンで得点を決めておくべきだったが、シュートは惜しくもサイドネットだった」と前半最大のチャンスシーンをこのように振り返っている。そしてさらに、アジアの盟主、日本を相手に前半健闘した母国の代表チームが称賛されていた。

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