元ユナイテッドDF、古巣に“獲得候補”を助言 「ハリー・ケインは完璧な例」
アメリカ代表DFスペクターが見解 「若手とベテランのバランスが必要」
かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたアメリカ代表DFジョナサン・スペクター(現ハイバーニアン)は、古巣に必要なタイプの選手として、トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインが“完璧な例”であるとの見解を示している。英ラジオ局「talkSPORT」が伝えた。
オレ・グンナー・スールシャール監督率いるユナイテッドでは、ベルギー代表FWロメル・ルカクが今夏で退団するとの噂が浮上している。その一方で、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードとは新たに4年契約を交わし、ラッシュフォードが今後、“赤い悪魔”でファーストチョイスのセンターフォワードになる見込みとなっている。
しかしユナイテッドOBであるスペクターは、自ら前線をリードするにはラッシュフォードはまだ不十分との見解を示した。トットナムのエースであるケインのような選手を獲得することが、チームにとって有益だと考えているようだ。スペクターは米メディア「American Gambler」の独占インタビューでこう語っている。
「ラッシュフォードがステップアップして、その役割を担ってくれたら素晴らしいと思うが、彼がまだ完成された選手かどうかは私にはなんとも言えない。彼らは若いチームなので、若手とベテランの正しいバランスが必要だと思う。(元オランダ代表FWルート・)ファン・ニステルローイのような、実績のあるストライカーを獲得するのをぜひ見たいね」
そして、どれほどの金額がかかるのかは分からないとしながらも、「ハリー・ケインは完璧な例。ぜひとも彼のような選手を連れてくるのを見たい」と述べた。
ケインにはここ数年の間に、ユナイテッド移籍の噂が報じられたこともあった。だが、ユナイテッドは今夏の移籍市場でユベントスFWパウロ・ディバラをルカクの代わりとして狙っていると言われている。
果たして、ユナイテッドは今夏にどのような補強に動くのだろうか。再建を目指す“赤い悪魔”の今後に注目したい。
(FOOTBALL ZONE編集部)