エジル移籍先候補のフェネルバフチェが“白旗宣言” 「現在の経済状況では実現不可能」
フェネルバフチェが声明を発表 週給4750万円相当は捻出不可能
アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルには、トルコの強豪フェネルバフチェへの移籍が噂されている。フェネルバフチェは10日に公式サイトで、エジル獲得に関する声明を発表。「現在の経済状況では実現は不可能」と、エジル獲得からの撤退宣言を行った。
昨季のエジルは、アーセナルで35試合に出場し6得点3アシストという記録を残している。負傷の影響もあったが、ウナイ・エメリ監督から冷遇されることも多く、戦術的な理由からスタメンを外れることもあり、移籍の噂も絶えなかった。
自身のルーツであるトルコへ移籍するという報道が過熱するなかで、フェネルバフチェが関心を示して交渉を開始したと報じられていた。そのなかで、同クラブは10日に公式サイトでエジルの移籍に関する声明を発表。獲得の実現は不可能であることをファンに向けて告げている。
「フェネルバフチェはメスト・エジルに関して主導権を持っていません。現在の経済状況において、そのような段階に入るのは双方にとって実現は不可能となっています」
過熱する報道の沈静化を図るため声明を発表したフェネルバフチェだが、声明内では「フェネルバフチェのアイデンティティを持つ重要で価値のある選手」とエジルを紹介しており、本音を言えば獲得したい思いがあることが分かる。しかし、エジルの現在の給料は週給35万ポンド(約4750万円)となっていて、フェネルバフチェにとっては高嶺の花だったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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