“スタッフ凱旋”のミラン黄金期10番、再建へ熱弁「挑戦しないことが問題」
ボバン氏がミラン復帰への経緯に言及「挑戦を選んでいなければ、ここにはいなかった」
元クロアチア代表MFズボニミール・ボバン氏は、今季から古巣のミランにフロントとして復帰した。ミランでの仕事は「人生で最大の挑戦」と表現したことを、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えている。
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1990年代にミランで10番を背負って活躍したボバン氏は、これまで国際サッカー連盟(FIFA)の副事務局長を務めていた。しかし、今夏にFIFAの職を退き、古巣ミランにスタッフとして復帰。フットボール部門の最高責任者を務めることになった。
2019-20シーズンのミランはファイナンシャル・フェアプレー制度(FFP)の違反によって、UEFAが主催する大会には出場できなくなったが、ボバン氏はその状況を前向きに捉えている。
「この時期を素早く切り抜けて良くするのは、私たち次第だ。ミランが最高レベルの戦いの場に復帰できるように力を発揮させるのも、私たち次第になる。そのために、最善を尽くす。落ちることが問題なのではない。挑戦しないことが問題なのだ」
名門クラブの矜持を垣間見せたボバン氏は、続けてミランに復帰した理由と意気込みを語っている。
「私が挑戦を選んでいなければ、ここにはいなかっただろう。私はできる限りのことをやるために、ここに来たんだ。パオロ(・マルディーニTD)が電話してきた。レオナルドが去ることになって、彼を助けられる新たなサポート役が必要になったからだ。そして、私は真実を確認するためにイヴァン(・ガジディスCEO)とも話をした。だが、正直なところミランからの提案を承諾することは初めから分かっていた」
名門再建に向けて闘志を燃やすボバン氏。ともに黄金期を築き上げたマルディーニTDと共闘して、今後見せるだろう手腕に注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)