大会MVPのブラジル代表DFアウベス、連盟批判のメッシに苦言 「友人だからと言って…」

アウベス(左)がメッシ(右)に対して苦言を呈している【写真:Getty Images】
アウベス(左)がメッシ(右)に対して苦言を呈している【写真:Getty Images】

元同僚のダニエウ・アウベスが地元テレビ局でメッシを批判 「私は常に真実を語る友人だ」

 コパ・アメリカ(南米選手権)で優勝、大会MVPに輝いたブラジル代表DFダニエウ・アウベス(パリ・サンジェルマン→未定)が、ブラジルのテレビ局「SPORTV」に出演。南米サッカー連盟(CONMEBOL)を批判したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)に対して苦言を呈している。
 
 コパ・アメリカは現地時間7日に決勝が行われ、ブラジルが3-1でペルーを破り、12年ぶり通算9回目の優勝を果たした。栄冠を勝ち獲った開催国のブラジルだったが、その“永遠のライバル”と称されるアルゼンチンは、準決勝敗退後に3位決定戦をチリと戦い、2-1で勝利して大会を終えていた。
 
 3位決定戦で退場処分を受けたメッシは、「腐敗した大会の一員でいたくない」と表彰式への登壇を拒否。「レフェリーによる汚職が台無しにした」と、審判や連盟を批判していた。「SPORTV」に出演したアウベスは、この件に関して元同僚であるメッシを批判している。

「友人だからと言って、いつも正しいわけではない。感情的になって言ってしまったのだろうが、同意はできない。個人的な見解だが、彼はブラジル代表の関係各所を見下している。それに、多くのものを犠牲にして夢のために戦うプロフェッショナルたちに対しても非礼だ」

 ともにバルセロナで多くのタイトルを手にしてきたアウベスは、「私は常に真実を語る友人だ」と語ったうえで、「彼の言ったことは、正しいとは思わない」と旧知のメッシを批判した。

 汚職を疑うようなコメントで連盟を批判したメッシには、2年間の出場停止処分が科される可能性があるという。多方面に影響を及ぼしているメッシの批判コメントだが、事態の収束はどのように図られるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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