イライラ募るハリル監督、カンボジア戦の出来に嘆息 「日本はもっと良くならないと」
評価を上げた柏木
「この2試合で18人から19人の選手を使ったが、これはまれなことだし、おそらく皆さんも初めて見た現象だと思う。リスクはあったが、なぜこれをやらなければならないかについては理解している。この予選の段階で、それをするのは可能だと思っていた。A代表でどういう振る舞いをするのか。彼らには、自分たちのクラブとはまったく異なることを要求している。もちろん、オートマチックやビルドアップでは、常にハイレベルなものができるわけではないが、何人かの選手にはもっとやってほしかった」
ハーフタイムに遠藤を下げるなど、采配で明確に評価を表したハリルは「後半は少しバランスが整ってきて、われわれのプレーがより豊富になった。ボールが早くサイドにも背後にも行くようになった。柏木や、本田がプラスをもたらしてくれた。私のチームに関して、たくさんの情報を得ることができた。美しさについてだが、一応勝った。もう少し点は取れたと思う」と語った。
柏木と本田を投入した後半、日本はリズムを取り戻した。だが、手にしたものは勝ち点3だけ。堅守速攻を狙う相手にオウンゴールと、本田のゴールの2得点に終わったチームの得点力不足にはシンガポール戦に続いて不満をにじませた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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