イライラ募るハリル監督、カンボジア戦の出来に嘆息 「日本はもっと良くならないと」

落第点の選手も

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は17日、W杯アジア二次予選敵地カンボジア戦後、複数の選手に落第点を与え、得点力不足に苦言を呈した。

 オウンゴールとACミランFW本田圭佑のゴールで2-0勝利を飾った日本だが、前半はFIFAランク183位の相手に完全に互角の展開となった。

「まず勝利はできた。後半はよくなった。しかし前半はまったく満足していない。いろんな選手をトライし、補完関係のない選手を使ったのは私の責任だ。そのため前半は少し混乱が起きた。後半はかなり良くなり、いつもどおり多くのチャンスをつくったが2点しか取れなかった。選手には祝福しないといけないが、日本代表はもっと良くならないといけない」

 12日の3-0で勝利したシンガポール戦からメンバーを8人入れ替えた。先発した不動の先発は、岡崎、香川、長友、吉田、西川程度。吉田は相手のカウンターへの対応に苦慮した。先発復帰した槙野、宇佐美、原口、遠藤、山口、藤春のこの日のパフォーマンスは、代表レベルとは呼べないプレーだった。そして、今回の苦戦は連係不足に起因していると指揮官は分析した。

 2015年最終戦となったカンボジア戦で「美しく終えたい」と話していたが、プノンペンオリンピックスタジアムでは格下を圧倒することはできなかった。

 指揮官は新戦力発掘というテーマに挑んだが、満足いく結果ではなかったようだ。代表選手としての振る舞い、基礎戦術理解度やスキルの高さなどを期待したが、複数の選手には明確に落第点を与えている。

 

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