守備陣再建を目論むマンU、英地元紙が「必要」と指摘する“二つのピース”とは?

マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督【写真:Getty Images】

スールシャール監督が熱望するDFマグワイア獲得とGKデ・ヘアの契約延長が鍵

 タイトル奪還を目指すマンチェスター・ユナイテッドは、今夏に守備陣の再建を図っている。右サイドバックにクリスタル・パレスからU-21イングランド代表DFアーロン・ワン=ビサカを補強したが、まだ二つのピースが揃っていないという。英地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」が報じた。

 ユナイテッドにとって、守備陣の強化は1年前からの大きな課題だ。当時のジョゼ・モウリーニョ前監督はDFの新戦力獲得を訴えながら、実現したのは若手DFディオゴ・ダロトのみに終わり、守護神のスペイン代表GKダビド・デ・ヘアに頼みきりの状況は変わらず。昨季はプレミアリーグ6位と屈辱的な成績でシーズンを終えた。

 昨季途中から就任したオレ・グンナー・スールシャール監督の下でも、守備陣の再建は大きな課題となっている。期待のワン=ビサカ獲得に成功し、スウェーデン代表DFビクトル・リンデロフとイングランド代表DFルーク・ショーが監督の信頼を手にしている分、昨季よりは不安が軽減しているようだ。

 それでも、記事では二つのピースが必要だと指摘されている。その1人がレスターのイングランド代表DFハリー・マグワイア。宿敵マンチェスター・シティとの争奪戦が予想されているセンターバックは、指揮官が熱望しているタレントだ。7000万ポンド(約95億円)という高額オファーもレスターに拒否されている状況だが、クラブはさらなる高額オファーを出しても驚きではないと報じられている。

 そして、もう一つのピースがGKデ・ヘアだ。不動の守護神は契約が残り1年となったが、契約延長交渉がいまだ進展していない。パリ・サンジェルマンなどへの移籍の噂が過熱していたが、ここにきて週給35万ポンド(約4700万円)の5年契約を結ぶと報じられている。この契約延長が、クラブにとっての事実上の“大型補強”となることは間違いない。

 このデ・ヘアとの契約延長を決め、DFラインにワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショーと並ぶ4バックを形成することがユナイテッドの守備の理想形になると予想されている。二つの重要なピースを手にし、昨季は実現できなかったディフェンスラインの強化を実現させることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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