屈辱のPKキャッチ キャプテンとして代表初先発の岡崎が「決められればよかった」と悔やむ
チームリーダーの自覚も内容は低調
FIFAランク183位という格下カンボジアの守護神にPKをキャッチされるという、よもやの失態の4分後、岡崎は汚名返上に成功する。柏木のFKにエリア内で競り合うと、相手DFがオウンゴール。体を張って、先制点を演出した。後半45分には途中出場の本田圭佑(ACミラン)がヘディングで2点目を決め、ようやく勝負を決定付けた。
「うまくいかない部分もあった。我慢して戦えた部分もあった。それが後半につながった」と語った岡崎は、不甲斐ない勝利に悔しさをにじませている。
「来年はもっと厳しい戦いが待っている。今日のような試合ではなく、質の高い試合、熱い試合をするようにしたい」
アジアの盟主の威厳は見せることができなかった。昨年のワールドカップ・ブラジル大会の1次リーグで一勝もできず、今年のアジア杯オーストラリア大会でも準々決勝で敗退した。そして、3月にはバヒド・ハリルホジッチ監督が就任したが、日本代表はアジアでも厳しい戦いを続けている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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