屈辱のPKキャッチ キャプテンとして代表初先発の岡崎が「決められればよかった」と悔やむ
主将の重圧かPKは力なくGKの手の中に
日本代表FW岡崎慎司(レスター・シティ)が17日のワールドカップアジア2次予選敵地カンボジア戦の後半2分、PKをキャッチされるというよもやの屈辱を味わった。
キャプテンマークを巻いて初めてキックオフを迎えたプレッシャーが侍ストライカーにはあったのだろうか。後半1分、MF柏木陽介(浦和)のロングボールに競り勝ってゴール前にボールを落とすと、そこに入り込んだMF香川真司(ドルトムント)がエリア内で相手DFのファウルを受け、PKを獲得した。
ここでキッカーを務めたのは岡崎。ゴール右に放ったシュートはあまりに力なく、コースも甘かった。カンボジアGKセレイラットがこれに反応し、シュートをストップ。一度弾いたボールをしっかりとキャッチした。日本は千載一遇のチャンスを逃し、岡崎は代表通算48ゴール目を決めることができず。表情を悔しそうに歪めていた。
「ゴールを狙った。決められればよかった。チームの勝ちが一番嬉しい」
こう振り返った岡崎は、MF長谷部誠(フランクフルト)が先発から外れたために巡ってきたゲームキャプテンとしての初先発となった。
「初めてでした。緊張もしましたけれど、チームの中で一番試合に出ているし、自分がひっぱっていかなければいけないという部分ではいい刺激になりました」
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