伏兵カンボジアに2-0辛勝 本田が日本代表史上最多W杯予選5試合連続弾
途中出場の本田がヘディングで勝負を決めた
ハリル監督は同17分に日本代表のワールドカップ予選で4試合連続ゴール中の本田圭佑を宇佐美に代えて投入。原口を左に回し、右は本田と長友のイタリアコンビになった。徳同18分には、柏木のパスから本田がゴール前に飛び込んで角度のないところからのシュートを放ったが、これはGKに弾かれた。本田は一度サイドにポジションを取ってから中に入り込む動きを見せ、長友のオーバーラップを誘発。右サイドの連携からクロスが上がる回数が増えた。
一方で、前半と質は違うものの、スコアが1-0からは動かずにゲームが進んだ。カンボジアの選手が足をつる場面も目立ち始め、日本のゲーム運びは楽になった。同36分には、香川のヒールパスから柏木がミドルシュート。しかし、相手GKのファインセーブに阻まれた。そうした中で、同41分にハリル監督は追加点を狙いにいく存在として、これが代表2試合目のピッチとなるFW南野拓実を岡崎に代えてピッチに送り込んだ。
勝負を決定付けたのはエースだった。後半45分、DF藤春のクロスから本田がヘディングでゴール。粘る格下を最後の最後に突き放した。だが、ハリルジャパンはアジアの盟主の威信を見せつけることはできなかった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images