「もう比較はやめてくれ!」 米移籍後もジェラードを悩ませる問題とは?

MLS参戦後も終わらないランパードとの比較論

 米MLSのLAギャラクシーでプレーする元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードは、長年言われ続けた元イングランド代表MFフランク・ランパードとの比較に苦しんでいる。英地元紙「ミラー」によれば、アメリカ移籍で平穏な暮らしを手に入れたジェラードだが、今でも同時期に渡米した代表の元同僚ランパードと比較されることにうんざりしているようだ。

 現在37歳のランパードと、35歳のジェラード。2人は2000年代初頭から、14年ブラジル・ワールドカップの頃まで、ともにイングランド代表をけん引してきた同国屈指のスター選手だ。しかし、同じセントラルMFとしてプレーしていた両者は、常に共存についての議論が交わされ、その実力についても比較され続けてきた。

 そして2人は同じ15年シーズンからMLSへ参戦したこともあり、代表から退いた今でも事あるごとに比較に出されることがあるという。2人への過度な言及について、ジェラードは苦言を呈した。

「ここ(アメリカ)へ来てからも、僕はずっとフランクとの比較をやめてほしいと望んでいた。彼はもう伝説だ。彼は紛れもなく最高クラスの選手の1人で、このリーグ(MLS)の発展を手助けし、クオリティをもたらしてくれる。僕ら2人は代表でのキャリアについては区切りをつけた。もう比較され、トピックとして挙がる理由はないはずだ。すべてメディアによる出来事だ。僕ら2人はうまくやっているよ」

 

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